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「住宅は資産」という幻想で誰があなたをカモにするのか?

リストラが当たり前の時代になったら、買ってはいけないものの筆頭は「自宅」となる。その理由は簡単だ。35年に及ぶ長期ローンで住宅を手に入れても、リストラされた瞬間に収入が消えて苦境に落ちるからである。 長期ローンというのは、「莫大な借金」だ。住宅という何ら利益を生まないモノのために凄まじい借金を抱えて、自分の労働で返さなければならない。もう終身雇用の時代でもないのに長期ローンを組むというのは、あまり […]

世の中が大混乱したら、逆に実物資産の方が危うくなる理由

世の中が混乱したら、言うまでもなく貴金属や芸術品のような実物資産も二束三文になる。コレクター商品、稀少な宝石、デザインされた宝飾品、絵画、骨董品、高級自動車……。 こういったものはすべてガラクタになる。まず第一に、世の中が混乱に見舞われたら、実物資産に価値を見出す人はいない。買い手が突如として消えるのだ。つまり売る側が弱者になる。 実物資産を持った人がそれでも売りたいという話になれば、足元を見られ […]

日本の株式市場はいまだ1989年12月29日の頂点より半値以下

1989年12月29日は、日本経済の頂点だった。この日、日経平均は史上最高値38,915円87銭をつけて、多くの日本人が得意満面のまま正月を迎えた。あともう少しで日経平均が4万円に届くところだ。実際、1990年は4万円に乗せると豪語していた経済評論家もたくさんいた。だから、1990年はもっと株が上がって、日本は世界でナンバーワンの国になると、その当時の多くの日本人が妄想した。 一部にはこれが完全に […]

東南アジアの株式市場で起きていた「はめ込み」と収奪の歴史

東南アジア圏も、インド圏も、かつては「旅行」だけの関心だったが、今は「投資」という観点がここに加わり、注目されるようになっている。 特に最近の東南アジアに関する話題と言えば、もう「投資」の関心だけに絞られていると言っていい。 2000年初頭のITバブルが崩壊したあと、ゴールドマン・サックスはBRICSという概念を作って投資家の資本を新興国に向けさせた。 さらにリーマン・ショック以降、2009年から […]

鈴木傾城「ダークネス」メルマガ編、発行しています

2012年6月、メールマガジン発行の大手「まぐまぐ」という企業から連絡があり、有料メルマガを出さないかという提案を受けました。その後、メールのやりとりの後、打ち合わせに行って話をしましたが、担当の方の強力なプッシュもあり、初めての経験ですが、メルマガというものを発行することになりました。 2012年8月から発行します。 題名は単に「ダークネス」だけだと分かりにくいので、『鈴木傾城の「ダークネス」メ […]

PTTという巨大企業。タイ株式市場の時価総額から見た企業規模

名実共に、タイ株式市場で最大の企業は何かと言われれば、この企業しかない。PTT、日本語で言えば「タイ石油公社」と呼ばれている企業だ。 「公社」と名付けられているを見ても分かる通り、株式のほぼ過半数をタイ政府(財務省)が保有しており、タイのエネルギー産業の要となっている。 このPTTの子会社である「PTT EXPLORATION AND PRODUCTION」、日本語で言えば「PTTエクスプロレーシ […]

過去の統計グラフで未来を語るな。ナシーム・タレブの嘲笑

ナシーム・ニコラス・タレブという数理系トレーダー上がりの大学教授がいる。 この教授に『まぐれー投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか』という書籍がある。これはとても重要な書籍だ。 簡単に言うと、「プロのトレーディングの成功は、ほとんどの場合、彼らのプロとしての腕前によるものではなく、まぐれにすぎない」という事実を論証したものである。 この書籍は、なかなか示唆に富んだいくつかの事実を皮肉をこめて書か […]

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