富裕層がぶらぶら遊んで所得や資産を増やす単純なトリック

富裕層がぶらぶら遊んで所得や資産を増やす単純なトリック
(この記事はメルマガにて全文を読むことができます)今のアメリカの切実な問題は、経済格差だ。

2014年8月20日には、オックスファムというNGO団体が「現在、富裕層85人が、貧困層35億人分と同じ富を持つ」という報告書を出して、格差が極度に広がっていることに警鐘を鳴らした。

2014年9月4日には、FRBが3年ごとに行っている所得・財産についての調査でも、ほぼ同じ傾向が指摘された。調査結果に驚く人はいなかったが、この結果は多くのアメリカ人を憂慮させている。

「豊かな上位3%の金持ち世帯に富の半分が集中している」
「低所得層の平均所得は減少している」
「富裕層10%の所得はここ3年で10%増えた」
「下位20%の所得は8%減った」

これが、2014年のFRBの調査結果である。アメリカは、こんなことになってしまっていたのだ。

「富める者はますます富み、貧しい者はますます貧しくなる」が、確実に、そして急激に進んでいる。(マタイの法則。貧困格差は極限に達して社会を覆い尽くした

どんどん致命的になっていく経済格差の波

貧困層が追い詰められているというのは、他にも様々な統計や調査から浮かび上がっている。

アメリカの医学専門誌に2014年9月1日に掲載された記事では、富裕層と貧困層の食事の質まで格差が生まれていて、アメリカ人の食事の質も2倍に広がったという。

つまり、低所得層は果物や野菜や全粒穀物が高くてなかなか買えず、安物のジャンクフードばかりを取って、低所得層になればなるほど肥満の確率が高まっているという。

ジャンクフードはカロリーだけは猛烈に高いので、貧困層は痩せるのではなく太るのである。

その一方で、アメリカではおよそ7人に1人、人数にすると約4600万人が生きていくために食料配給(フードスタンプ)に頼らなければならない状況になっているという。

驚くべきことに、フードスタンプに並んでいる成人の20%は大学に通っていた人たちだ。これが何を意味しているのかというと、働いても働いても豊かになれない人たちが大量に出現しているということである。

その結果、どうなっているのか。

FRBが「格差が広がっている」と報告を出した同じ日の2014年9月4日、アメリカでは150都市で一斉に「最低賃金引き上げの抗議デモ」が行われて数千人が参加、400人が逮捕されるという緊急事態も起きた。

これはもちろん、他人事でも何でもない。経済格差は根本的にはグローバル経済の仕組みが加速させているものだから、グローバル経済に飲み込まれている日本も後を追っている。

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