カリスマ起業家イーロン・マスクの率いるテスラは投資対象になるか?

カリスマ起業家イーロン・マスクの率いるテスラは投資対象になるか?

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イーロン・マスクは稀代の起業家だ。毀誉褒貶が激しい性格であるのは間違いないのだが、創業者というのは往々にしてアクの強い激しい性格であるのは間違いない。

アップルのスティーブ・ジョブスもそうだったし、マイクロソフトのビル・ゲイツもそうだった。アマゾンのジェフ・ベゾスも私生活はともかく、ビジネスに関しては激烈な性格であることで知られている。

では、イーロン・マスクの経営する自動車会社「テスラ」は買いなのかというと、それはなかなか難しい答えになる。

テスラは「電気自動車」という斬新さはあるのだが、自動車業界というのは、すでに世界中で多くの競争相手がひしめく手強い市場である。

この完全なるレッドオーシャン(血で血を洗う競争の激しい領域)のひとつで、新興企業であるテスラが勝ち上がれるのかどうかは誰にも分からない。

さらに、もうひとつの問題がある。テスラは2003年に新しく立ち上がった企業なのだが、こうした企業は経営の初期の段階で莫大な赤字を垂れ流していることが多い。

テスラはどうなのか。テスラもまた同様だった。この企業は常に資金繰りに追われている企業だ。(鈴木傾城)


プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)

作家、アルファブロガー。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。

売上高は虚栄心、利益は正気、現金は現実

売上総利益を見たら、テスラは2011年からのデータを確認しても、売上をそれなりに上げているのが分かる。損益計算書を確認すると、きれいな右肩上がりであることが見て取れる。

しかし、「売上高は虚栄心、利益は正気、現金は現実」と言われるように売上高を見ても何も意味がない。

このテスラの収入から開発費、販売火、管理費、営業経費、税金を引いた「利益」を見るとどうなのか。なんと、2011年から一貫して「赤字」なのである。

売上という「虚栄心」は満たされているのだが、財布の中は空っぽだということだ。利益がなくて赤字を垂れ流しているのだから、当然のことながら現金の持ち合わせもない。

企業が事業活動から獲得したキャッシュのうち自由に使うことができる金のことをフリーキャッシュフローと呼ぶ。

当然のことながら、テスラのフリーキャッシュフローは2011年からのデータを確認してもずっと赤字を余儀なくされている。

「売上はあるのだが、利益はない、現金もない」

これがテスラの現状なのである。利益(金)がないのであれば、常に金を集めなければならない。

そのために、イーロン・マスクは夢を語り、大きなアイデアをぶち上げ、常にテスラが注目を浴びるように必死の宣伝活動を行っている。

「いや、宣伝活動ではない。イーロン・マスクのそれは売名行為だ」と断じる口の悪い人もいる。

しかし、いつまで経っても爆発的な利益を手にすることができないことに投資家が痺れを切らしてイーロン・マスクに強い圧力をかけている。

事故から欠陥から納期遅れから資金繰りから株主のプレッシャーまで受けて、イーロン・マスクは精神的に極限まで追い込まれているのが現状だ。

テスラとイーロン・マスクは、いつかこの窮状を脱して飛躍するのかもしれない。そして辛抱強くテスラの株を抱いていた株主はいつか報われるのかもしれない。しかし、そうでないかもしれない。

テスラに投資すべきだろうか。

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