私が「フルインベスト=資本をすべて投資する」している理由とは?

私が「フルインベスト=資本をすべて投資する」している理由とは?

株式市場は常に乱高下する。予測もしない局面で上昇し、逆に予測もしないところで下落する。

その上げ下げを決める材料は、政治的な動きから金利から景気動向まで数多くの「変数」がある。これらの変数のどの部分がクローズアップされ、どの部分が無視されるのかは、その時代や時期の「空気感」によって決まる。

株価は厳密な情報によって理屈通り、あるいは教科書どおりに動くことはない。つまり、常に波乱要素を内包している。(鈴木傾城)


プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)

作家、アルファブロガー。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。

成功した企業の株式を莫大に所有する者

Dow Jones Industrial Average
https://yhoo.it/2m0J0Lj

 

市場でトレードする人間たちは、チャートを見て方向性(トレンド)を確認し、上げるか下げるかに賭けるのだが、誰もが上がりそうだと思ったら上げる方向に賭けるのでより上がり、誰もが下がりそうだと思ったら誰もが下げる方向に賭けるのでより下がる。

こうしたトレーダーの心理は類型化されることもある。だから、そのパターンがチャートの投資手法として使われる。

このチャートの動きは、要するに「空気感」を読んでいるものなのである。

したがって、世の中の空気を読むのが巧みでさらに条件反射に優れたトレーダーは、それによって金儲けをすることができる可能性もある。

しかし、プロのトレーダーも常に勝ち続けることができるわけではなく、しばしば読み間違いを行い、市場から敗退する憂き目に遭っている。

これはフォーブスの長者番付を見ても、上位にいるのは「成功した事業家とその子孫」であって、トレーダーがまったく上位に来ないのを見ても分かる。

市場で永遠に勝ち続ける才能があるのなら、トレーダーこそがフォーブスの長者番付の上位を独占していなければならないのだが、そうなっていないことに世の中の真理が現れている。

ところで、「成功した事業家とその子孫」というのは何者なのかというと、成功した企業の株式を莫大に所有する者であると言える。資本主義でうまく生き延びるというのは、

「自分で事業を成功させる」
「成功している事業の株式を保有する」

ということで成り立っていたのだ。だから、トレードで勝つことに腐心するよりも、成功している事業の株をいかに多く所有するかを目指した方が王道に近い。

本来であれば、自分で成功する事業を興すのが筋だが、自分にその方面での関心がないのであれば、成功している事業の株式を大量に保有するというのは合理的な代替になる。

私のスタンスはそこにある。私はトレードに向かわない。私の方向は常に「保有すること」にある。

私の主戦場はアメリカの株式市場だが、資本主義はアメリカが総本山であり、現代の資本主義が続く限りアメリカの株式市場は基本的に右肩上がりを志向する。(フルインベスト:100年のスパンで見ると米株式市場は現在の44.7倍になるので心配するな

だから私の基本的な戦略は「フルインベスト=資本をすべて投資する」となる。

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