中国は米中貿易摩擦が激化で国家が動揺するのは避けられない

中国は米中貿易摩擦が激化で国家が動揺するのは避けられない

米中貿易摩擦が激化しているが、これにプラスしてアメリカの利上げによるドル資金の回帰、さらには中国での社債のデフォルトの増加などが重なって、中国株式市場は1月から大暴落と言ってもいいような状況に追い込まれている。

ドナルド・トランプ政権は「アメリカ第一」を貫く大統領であり、今までのように中国にはまったく甘くない。そのため、この米中貿易摩擦は問題が長引く可能性が高まっており、それが中国の金融市場を悪化させている。

中国の株式指数は「上海総合指数」で確認することができる。

SSE Composite Index (000001.SS)
https://yhoo.it/2Nh5Bjc

 

 

2018年に入ってから、中国は苦境に落ちていることが分かるはずだ。

トランプ米大統領は「対中貿易赤字は史上最大で、もはや制御不能だ」として中国製品に25%の高い関税を課す制裁の発動を決定したのが3月だった。

これに対して、中国は「貿易戦争を怖がってもいない。お返しをしなければ失礼になる。私たちは最後まで付き合う」と言ってアメリカに対する報復関税の引き上げを即座に決定した。

これを受けてトランプ大統領はさらに中国からの輸入製品に対して新たに10兆円規模の追加関税を検討するよう指示し、一歩も引かない立場を表明した。

これは中国とアメリカの「全面対決」と言っても過言ではない。すでに貿易戦争は幕を切って落とされたのだ。

もっとも、この勝負は結論が出ている。

中国はアメリカの技術も市場もなければあっという間に凋落する国家であり、貿易戦争が激化すると中国が莫大な被害を被ることになる。

 

アメリカと中国が貿易戦争に突入したが、アメリカは中国に圧勝する

中国は別に自分たちの力で大国になったわけではない。安い労働力で他国の企業をおびき寄せて、技術移転という名の窃盗をして大国になっただけの国家だ。

技術移転ができず、さらに巨大なアメリカ市場から追い出されればたちまち窮してしまう。

中国がこの苦境から脱するためには、何とかしてアメリカとの貿易摩擦を回避しなければならないのだが、今のところは中国政府も簡単に折れるわけにいかない。

「アメリカに屈した」という印象を与えるのは中国のプライドが許さないし、中国政府の弱腰が見えれば国内の動揺は反政府の暴動にもつながっていくからだ。

こうした状況もあるので、中国経済も中国の株式も今年は完全に弱気(ネガティブ)に支配される確率が高い。

これは、中国市場に依存している新興国もまた一緒にネガティブになるということでもある。たとえば、韓国などは中国と道連れになりやすい国である。

新興国は、アメリカの利上げ局面になると資金が国外に流出して市場が激しく動揺して、デフォルト危機に陥る国も出てきたりするのだが、2018年はそういった局面に入ったと見ることができる。

危険な季節に入ったということだ。

 

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