弱肉強食の資本主義で弱者が生き残るための2つの行動指針

弱肉強食の資本主義で弱者が生き残るための2つの行動指針

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この世はすべてにおいて弱肉強食の論理が世の中を支配している。では、弱者は次々と絶滅して消えているのか。いや、興味深いことに、まったくそうではない。

たとえば自然界では百獣の王と言えばライオンを指すが、ライオンは腹が減ったらそこらを歩いているシマウマを自由に襲って食べている。

シマウマはライオンに立ち向かうことはできない。いつも怯えながらエサを食べ、嫌な予感がしたら必死で逃げ惑う。

シマウマは、ライオンが空腹の時に襲われ、無残に食べられて一生を終えるのである。シマウマは「弱者」の運命から逃れられない。

では、シマウマは絶滅寸前なのか。いや、そうではない。絶滅寸前なのはライオンの方であってシマウマではない。

シマウマは確かにライオンに立ち向かうには弱すぎるのだが、それでもどんどん個体を増やして弱肉強食の論理が支配する世界で生き残っている。

よく考えれば、これは感動的な出来事である。強者に立ち向かう武器も能力も持たない弱者でも、絶滅することなく生き残れることを自然界が教えてくれている。

戦って勝つことよりも、逃げて繁栄する戦略を採る

シマウマは肉食獣の獲物である。後ろ蹴りでライオンを追い払うこともあるが、エサにされている以上は永遠に弱者であるという立場には変わりがない。

ところが、弱者でも弱者なりの生き方をすれば、自分を食い尽くす圧倒的な強者が存在しても繁栄できる。食べられても食べられても数が増えるシマウマの存在は、それを示している。

シマウマの生き残り戦略は、いくつもある。

まず、集団で生活する。そうすることによって、自分がエサを食べている時にも常に誰かがまわりを警戒して自分が気付かなくても誰かが気付けば逃げられるようにする。

集団で生活することによって、群れの中で一番弱い個体がエサになるようにして自分が難を逃れる。

縞模様もライオンの目を草原と誤認させたり、走っている時に縞が邪魔してライオンに目の錯覚を起こさせるために発達した弱者の生き残り作戦だ。

シマウマが淘汰されないのは、シマウマは自分が弱者であることを認識し、戦って勝つことよりも、逃げて繁栄することに全力を賭けて追求したからである。

弱者でも絶滅しない理由がここにある。弱肉強食の世界では、強者ではないと自己認識した生物は、強者から徹底的に逃げることで生き延びて繁栄できる。

自然界での強さとは、すべての生物に立ち向かって勝てることではなく「生き残って繁栄すること」である。あらゆる戦いに勝っても満身創痍になって絶滅したのでは意味がない。

シマウマは「逃げて、避けて、立ち向かわない」ことを徹底して生き残ってきたわけで、ここに弱肉強食の論理が支配する世界で生き残るための重大なヒントが隠されている。

人間社会も、資本主義の中で凄まじい弱肉強食の論理が幅をきかせている。

有能な実業家や、財閥や、巨大な資金を持つヘッジファンドの親玉や、社会にマッチする超人的な能力を持つ天才でもない限り、多くの人は弱肉強食の資本主義の中では弱者である。

弱者が資本主義の中で生き残るには、ライオンのように立ち向かって勝つことを考えるよりも、むしろシマウマのように「逃げて繁栄すること」「生き残って繁栄すること」に着目した方が合理的であると考えることができるはずだ。

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