投資家

超一流の頭脳と巨額資金が「予想外」と「レバレッジ」で無残に散った歴史

LTCM(ロングターム・キャピタル・マネジメント)は、1994年に設立され、1999年に破綻して散っていったヘッジファンドだ。ソロモン・ブラザーズの著名な債券トレーダーであったジョン・メリウェザーが鳴り物入りで設立したファンドだった。 このファンドには、ノーベル経済学賞を受賞したマイロン・ショールズ、ロバート・マートンが所属し、さらにFRB元副議長であったデビッド・マリンズという錚々たるメンバーも […]

嘘も偽りない自分の「本当の性格」をとことん知ることができる方法とは?

本当の自分の姿というのは、実を言うと自分でもよく分からないものだ。本当は慎重な性格なのに、まわりの目があるから大胆に振る舞っていて、自分でも「私は大胆な性格だ」と思い込もうとしているのかもしれない。 本当は他人の言葉に動揺し、流されてしまうのに、「私は信念を貫く人間だ」と自身をひいき目に見ているかもしれない。 本当は過去の失敗をいつまでも引きずる性格なのに、「自分は過去にとらわれず、未来志向で生き […]

「プロよりも市場平均の方が強い」と主張し続けた異端者ジョン・ボーグル

2019年1月16日。アメリカの金融市場に大きな足跡を残した資産運用会社の創始者が89歳で亡くなっている。 ジョン・ボーグル氏だ。 ジョン・ボーグルはバンガード・グループを1974年に創設したのだが、ここで「インデックス・ファンド」を売り出して、世界最大級のインデックス・ファンド企業に育て上げた人物である。 インデックス・ファンドとは、文字通りインデックス(株式指数)に連動するファンドなのだが、日 […]

投資において、頭の良い人間が常に勝つとは決まっていない理由とは?

頭の良い人間が常に勝つとは決まっていないのが投資の世界だ。 ヘッジファンドを運用する機関は、莫大な資金と優秀な人員と高額の分析ツールを使って市場に乗り出しているのだが、それでも絶対に勝てるのかと言えば、まったくそうではない。 それは、多くのヘッジファンドがS&P500に勝てないことでも分かるし、毎年次々とヘッジファンドが閉鎖されているのを見ても分かる。 これは何を意味するのかというと、世の […]

世界有数の金持ちカルロス・スリムが、1982年にやったこと

歴代の「世界ナンバーワンの億万長者」は1995年から2007年までずっとビル・ゲイツだった。 2008年には投資家のウォーレン・バフェットがナンバーワンとなったのだが、次の2009年には再びビル・ゲイツが世界ナンバーワンとなった。 しかし、2010年から2013年までの4年間、世界最大の資産家はメキシコのカルロス・スリム・ヘルという人物であった。 ビル・ゲイツやウォーレン・バフェットはよく知られて […]

過去の統計グラフで未来を語るな。ナシーム・タレブの嘲笑

ナシーム・ニコラス・タレブという数理系トレーダー上がりの大学教授がいる。 この教授に『まぐれー投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか』という書籍がある。これはとても重要な書籍だ。 簡単に言うと、「プロのトレーディングの成功は、ほとんどの場合、彼らのプロとしての腕前によるものではなく、まぐれにすぎない」という事実を論証したものである。 この書籍は、なかなか示唆に富んだいくつかの事実を皮肉をこめて書か […]