株式市場

日本人は「株式投資はギャンブルではない」ということさえ理解しない

株式投資は「投資」にもなれば「投機」にもなる。 投機とは要するにギャンブルのことなのだが、株式市場は毎日のように上げ下げがあるので、ここに着目すると市場で「丁半バクチ」ができる。 丁か半かは、上がるか下がるかに置き換えられるが、チャートを類推したり、出来高の増減を見たり、何らかのニュースを聞いたり、あるいは完全なる動物的なカンで、どちらか一方に賭けて自分の「運」をそこで試すことが可能なのだ。 自分 […]

アメリカ vs 中国。貿易戦争で中国の勝利に賭けるのは大間違いだ

アメリカと中国の貿易戦争がいよいよ幕を切って落とされている。この貿易戦争はどのような推移を見せてどのような決着に至るのかは、まだ誰も分からない。 しかし、はっきり言えることがあるとすれば、この貿易戦争で実利を得るのは結局はアメリカになるということだ。 なぜなら、ドナルド・トランプは貿易赤字を解消するまで行動し続けると最初から明言しており、アメリカンの弱体化をオバマ前大統領のように放置するつもりはな […]

私が「フルインベスト=資本をすべて投資する」している理由とは?

株式市場は常に乱高下する。予測もしない局面で上昇し、逆に予測もしないところで下落する。 その上げ下げを決める材料は、政治的な動きから金利から景気動向まで数多くの「変数」がある。これらの変数のどの部分がクローズアップされ、どの部分が無視されるのかは、その時代や時期の「空気感」によって決まる。 株価は厳密な情報によって理屈通り、あるいは教科書どおりに動くことはない。つまり、常に波乱要素を内包している。 […]

IT産業が世界を飲み込む中、ハイテクセクターに傾斜するのは悪くない

長期投資するにあたって、ハイテクセクターは乱高下が高く、しかもどの企業が成長し続け、凋落してしまうのかが読みにくいセクターであり、多くの長期投資家はハイテクセクターを避けてきたのが現状だ。 ハイテクセクターに傾斜するのはリスクがあると思われていたのだ。それは、今でも正しい一面がある。 ハイテクセクターの競争は凄まじく、しかもハイテクセクターはしばしば巨大なパラダイムシフトが起きる。 飛ぶ鳥落とす勢 […]

中国は米中貿易摩擦が激化で国家が動揺するのは避けられない

米中貿易摩擦が激化しているが、これにプラスしてアメリカの利上げによるドル資金の回帰、さらには中国での社債のデフォルトの増加などが重なって、中国株式市場は1月から大暴落と言ってもいいような状況に追い込まれている。 ドナルド・トランプ政権は「アメリカ第一」を貫く大統領であり、今までのように中国にはまったく甘くない。そのため、この米中貿易摩擦は問題が長引く可能性が高まっており、それが中国の金融市場を悪化 […]

PTT(タイ石油公社)は、東南アジア全域を制するか?

2018年6月3日、マネーボイスの方に『ソロスが狙う次の通貨危機。養分になるのが嫌なら「タイ株」を刮目して見よ=鈴木傾城 』という記事を上げた。 最近、アメリカの金利が上昇していることから、新興国から資金が抜けるという現象が起きており、上記の記事でも書いたが『アルゼンチンの通貨ペソが史上最安値を更新、トルコ・リラ、メキシコ・ペソ、ブラジル・レアル、インド・ルピーから一斉に資金流出が起きるという状況 […]

大暴落の歴史と、史上最高値を付けるニューヨーク株式市場

マネーボイスにビットコインとインターネット・バブルの相似について指摘した私の文章が掲載されている。まだ読んでいない人は読んで欲しい。(ビットコイン版「バブルの物語」いつか死ぬまで踊り続ける覚悟はあるか?=鈴木傾城) ビットコインは明確なるバブルの渦中にある。 しかし、バブルとは、どんなに警鐘が鳴らされていても大勢の人たちが熱狂的に参加する限りは止まらないものなので、このまま限界に達するまで上がり続 […]

アメリカの没落に賭けるべきではない。むしろその逆が正しい

ダークネス・メルマガ編では、この弱肉強食の資本主義の世界を生き延びるために何をしないといけないのかをずっと訴えてきた。(鈴木傾城のダークネス・メルマガ編)現在の世の中を貫く「資本主義の根幹」をこのメルマガの中では提示しているのだが、「目が覚めて行動した人」はみんなそれなりの果実を手にすることができる。誰もが貧困から抜け出す手がかりを得られる。 資本主義の法則は変わらない。ダークネス・メルマガ編で何 […]

株式投資や不動産投資で大きなリスクを生み出すものとは?

起業家や投資家の息の根を止めるのは、事業の失敗や見込み違いではない。失敗は誰でもあるし、それはいつでも起こり得る。人生で一度も失敗したことがないという人がいたら、それは「何も挑戦しなかった人」であると言える。 起業家や投資家の息の根を止めるのは「借金」である。失敗や見込み違いは借金によってレバレッジがかかり、傷を深く、大きく、致命的にしてしまうのだ。 たとえば株式投資をしていて持ち株が50%暴落す […]

株式の暴落に目を奪われていると大きなところで判断を誤る

この世で最も馬鹿げた預言は「将来、株式市場が暴落する」というものである。これが馬鹿げているのは、「将来、必ず天気が崩れて雨が降る」と言っているのと同じことを言っているからだ。株式市場は上か下にしか行かないのだから、下に行くと言っていればいつか当たる。それは別に預言でも何でもなく、単なる経済現象である。たとえば「将来、絶対に雨が降る」と預言している人がいたとする。その人の通り、いつか雨が降ったら、人 […]

株式市場では、なぜいつも「大震災は買い場」になるのか?

大地震が起きて国内が混乱するような事態になると、だいたい株式市場は大きく値を下げる。しかし、大地震が株式市場に凄まじい悪影響を与えるのは当日から1週間がピークであり、その後は復旧するにつれて当初の悪影響が少しずつ消えていき、1年経てば大地震の影響は株式市場には痕跡も残っていない。 そういった意味で大地震による大暴落は「分かりやすい買い場」となることが多い。これは1995年の阪神・淡路大震災でもそう […]

史上空前の時価総額を享受しているアメリカの軍産複合体

オバマ大統領は2013年9月10日のテレビ演説で、「米国は世界の警察官ではないとの考えに同意する」と宣言した。もうアメリカは世界が混乱しようがどうなろうが、知ったことではないと言ったも同然だった。この当時、中東は2011年から始まった民主化運動の流れがシリアに波及しており、中東全域がめちゃくちゃになってしまっているところだった。 ここからイラク・シリア一帯は暴力の渦に巻き込まれてISISという狂気 […]

日本の株式市場はいまだ1989年12月29日の頂点より半値以下

1989年12月29日は、日本経済の頂点だった。この日、日経平均は史上最高値38,915円87銭をつけて、多くの日本人が得意満面のまま正月を迎えた。あともう少しで日経平均が4万円に届くところだ。実際、1990年は4万円に乗せると豪語していた経済評論家もたくさんいた。だから、1990年はもっと株が上がって、日本は世界でナンバーワンの国になると、その当時の多くの日本人が妄想した。 一部にはこれが完全に […]

東南アジアの株式市場で起きていた「はめ込み」と収奪の歴史

東南アジア圏も、インド圏も、かつては「旅行」だけの関心だったが、今は「投資」という観点がここに加わり、注目されるようになっている。 特に最近の東南アジアに関する話題と言えば、もう「投資」の関心だけに絞られていると言っていい。 2000年初頭のITバブルが崩壊したあと、ゴールドマン・サックスはBRICSという概念を作って投資家の資本を新興国に向けさせた。 さらにリーマン・ショック以降、2009年から […]

PTTという巨大企業。タイ株式市場の時価総額から見た企業規模

名実共に、タイ株式市場で最大の企業は何かと言われれば、この企業しかない。PTT、日本語で言えば「タイ石油公社」と呼ばれている企業だ。 「公社」と名付けられているを見ても分かる通り、株式のほぼ過半数をタイ政府(財務省)が保有しており、タイのエネルギー産業の要となっている。 このPTTの子会社である「PTT EXPLORATION AND PRODUCTION」、日本語で言えば「PTTエクスプロレーシ […]