格差

格差が極度に開いていくのは「強者が敗者からすべてを奪う仕組み」があるから

長い時間が経過すると、絶対に敗者が浮かび上がることが不可能な、完全に二極分化した社会となる。そして、大人が幼児とボクシングをするような、あるいはフェラーリが人間とスピード競争するような、最初から「競争」にもならないような「競争という名の収奪」が繰り広げられて、圧倒的強者が勝利のトロフィーをかっさらうようになる。(鈴木傾城)

  • 2019.07.22

職業に貴賎はないが「誰にでもできる仕事」を続けていると泥沼に落ちる

日本では非正規雇用が2000年頃から急拡大し、働いても働いても生活が楽にならずに追い込まれる人が増えてきた。総務省は「1990年に881万人だった非正規雇用者数は、2014年に1962万人と2倍以上になりました」と統計を出している。 そして、この非正規で働く人の75%が年収200万円未満である。 200万円だと、どんなに働いても生活は苦しいままである。こういった人たちのことを「ワーキングプア」と呼 […]

「株主重視」になれば、当然のことながら「労働者軽視」になっていく

トマ・ピケティが言うように、資本が生み出す配当や複利は労働賃金を超越し、いったん生まれた冨の集中化は極度なまでの格差を生み出す。その格差はますます広がっていき、膨大な底辺が極貧に落ちる。 すでに2018年の段階で『世界で最も裕福な8人が、世界の貧困層36億人に匹敵する資産を所有している』と国際NGOオックスファムは発表している。 富の偏在は今も継続している。10年から20年のうちに、冨の集中はさら […]